家に何故か《新たなるファイレクシア》ブースターパック引換券x3が転がっていたので、土曜のPWC主催プレリに引換に行ってきます。
(次のセットの発売日まで有効、って書いてあるから今週末のプレリでも引き換えられるよね?)

シールド自体には出る気が無いのですが、行った時間に双頭巨人とか3人シールドとかのチームイベントがあるなら(一緒に出てくれる人がいればですが)久しぶりにやりたいなーという感じです。
無さそうなら少しダラダラして帰宅ですね。
(きっと会場は猛暑だろうから長居は不可能でしょう)

これから本格的に暑い夏に突入しますので、皆様体調管理にはくれぐれもご注意を。
某デュアルランドの話。

真贋の程は僕には判断不可能だが、昨日の大会の合間に類似した話題が上がっていたので、カードの真贋はレガシープレイヤー的には少なからず関心がある事象なのだろう。
(僕はレガシープレイヤーでもコレクターでも無いので実際の真贋に興味はありません)

カードの偽造は、この手のゲームには必ず付きまとう問題だ。
紙幣の偽造よりもローリスクであり、そのコアな人気ゆえに金銭への変換が容易で、しかも足が付き難い。
それゆえ、WotCやカードショップははるか昔からこの問題に頭を悩ませ、戦い続けてきた。
事実、近年はPCやプリンタの高性能化に伴い、(作り手によっては)ほとんど本物と見分けがつかないものが作成出来る・・・らしい。

偽造カードの獲物は2つ。

1つ目はショップだ。
偽造カードの作成目的は、人を騙し多額の金銭を得る事。
そして真っ先に狙われるのは直接客と買取交渉を行っているショップという事になる。
ショップが買取に抱えるリスクは大きい。
何せ本物のカードでさえ、ちょっと傷が付くだけで価格が暴落する。
もし贋作を堂々と販売してしまったとなれば、多額の損害を被る原因になりうる。
そのため査定でのミスは許されないし、もし買い取ってしまったとしても売る事は絶対に許されない。
よってショップは知識武装によって自衛するしかないのだ。
しかし、カードの流通に密に関わってきた腕利きバイヤーやコレクターが絶滅危惧種となっている現状で、被害を食い止めることは難しい。

2つ目はプレイヤー個人。
最近のレガシー需要とオークションによる流通により、この手の話を良く見るようになって来ている(気がする)。
そしてその真贋を確実に見極める事は、普通のプレイヤーにとってはとてもハードルが高いように思う。
事実、一目見て明らかに贋作であると判る代物を平気で入手してしまう人もいる。

しかしここまではショップと同じ結末(多額の金銭と引き換えに贋物を掴まされる)であるが、個人の場合、もう一つ如何ともし難い状況が発生する。

仮定の話をしよう。

あなたは食事代や電気代を我慢して、必死に貯めたお金で、やっとの思いでデュアルランドを揃えた。
これでようやくレガシーフォーマットで不自由なく遊ぶ事ができる!
あなたは嬉しくなり、揃った40枚のカードをコレクターの友人に見せたところ、「これは間違いなく贋物だ」と言われてしまった。
冷静な目で良く見れば、ところどころ造型に怪しいところが見受けられる気がする。

じゃあこのカードは諦めて、もう一度デュアルランドを集めよう。



・・・果たして本当にこうなるだろうか?



普段使う分には特に支障は無いし、スリーブに入れてしまえば僅かな違いも判らない。



なによりこれを使ったからって、誰にも迷惑は掛からないじゃないか・・・。



これこそがこの問題の最も深く、重い部分である。


今後も、プレイヤーが増えれば増えるほど人気カードは高騰し続ける。
そんな時、安価に欲しいカードが手に入る機会を与えられた場合、大抵の人は飛びついてしまうのではないか?

近年のレガシー人気の一端が偽造カードに支えられていたとしたら・・・、MTGファン達にとって、それは果たして本当に良い事なのだろうか。


WotCは常に偽造カード情報を公式サイトで募集している。
これは裏を返せばWotC自体の想定を超えた完成度の偽造カードが出現している(可能性の)証拠に他ならない。

技術は進歩し続ける。
その進歩は時として人に害をもたらすが、それを止める事は誰にも出来ない。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索