一応3週間くらいもっちー、AKKA、マイコロス先生と雑談(笑)を繰り返した程度の知識を駆使してデッキ紹介。

今週末のPTを、皆さんが楽しめるお手伝いが少しでも出来れば。

モダンなんぞや?な人は、happymtg.comにユリニー氏のモダン考察があるのでそちらが導入として良いかと。
http://www.happymtg.com/column/modern-analysis/3778/

上記の記事ではビートデッキばかりの紹介なのでそういう環境かと思われるかもですが、実際は12ポストや腹心タルモコントロール、各種コンボ、続唱リセット、親和等、多種多様なデッキが複雑に絡み合うカオス環境です。
今週末のPTフィラデルフィアが終わればメタゲームも固まってくるかと思いますが、現状はMOのモダンイベント結果が唯一の指針となっています。

今回は上記の記事を補う形で、各種デッキの解説をしていこうと思います。


・雑談場でのモダン環境の推移

ポスト(笑)Zoo(笑)両方ともコンボに速度で勝てないじゃん。

環境最速の瞬殺コンボの開発。

瞬殺コンボ早いけど、妨害に弱そうだね。

クロックパーミ、メガハンデスの開発。

瞬殺コンボオワコン。速度若干殺しても妨害に強いデッキ作ろうぜ!

・・・それってポストとかZooじゃね?

以下無限ループ

少し流れが違う気もするけど、海老視点ではこんな感じ。
ポストメタのZooとか、ハンデスメタのハルクとか、マイコロス謹製赤昇天とか色々デッキが産まれて、未だに現実世界では待機解けてない。


・世界情勢

MOモダンについて捨て猫ちゃんが神まとめしているので無断リンク。
http://73425.diarynote.jp/201108290020372918/

・12post

現状の環境最有力デッキは12ポスト。

2種のポスト+ヴェズーヴァにより圧倒的なマナ加速およびライフゲインを実現。
ビートやコントロールに強いマナランプとして環境に多大な影響を与えています。
ポストに依存しているため、ポストを複数揃える為の手段を多数用意するのが一般的。
青単ポストも若干数居ますが、緑タイタンの圧倒的なパフォーマンスを体験すると緑使うわ!ってなる事請け合いです。

最新のリストをMOモダン結果より。

Yunhao_Wu_CHN (4-0)
Modern Daily #2739361 on 08/29/2011

Main Deck

4 Cloudpost
1 Dryad Arbor
1 Eye of Ugin
11 Forest
4 Glimmerpost
1 Horizon Canopy
4 Vesuva

1 Emrakul, the Aeons Torn
1 Eternal Witness
1 Magus of the Candelabra
1 Oracle of Mul Daya
4 Overgrown Battlement
4 Primeval Titan
1 Terastodon
1 Ulamog, the Infinite Gyre
4 Wall of Roots
1 Wurmcoil Engine

2 Ancient Stirrings
3 Expedition Map
4 Explore
4 Green Sun’s Zenith
2 Plow Under

Sideboard
2 Beast Within
4 Chalice of the Void
2 Creeping Corrosion
2 Kitchen Finks
1 Obstinate Baloth
2 Plow Under
2 Relic of Progenitus

このリストではポストを掻き集める事に特化せず、草茂る胸壁+根の壁というマナ加速手段を加える事で、4t目タイタン率の向上を目指していますね。
またメインボードからのすきこみは明らかに同系を意識。
自分のポストを揃える為の刈り取りと種まきを外し、相手の動きを強く妨害するすきこみを投入して結果を出していることが、如何にMOで12postが多いかを証明していますね。
緑の太陽の頂点の採用も速度とタイタン増量を意識した結果です。
X=0,2,4,6(たまに1と3と8)のどのタイミングでも腐らないのがポイント。

ちなみに12post同系の場合、postは全て相手の神座もカウントする事に注意してください。
前述のすきこみは同系メタカードとして最上位ですが、青を使っている場合ヴィダルケンの策略者にて自分のGlimmerpostと相手のcloudpostを交換するというクレバーな戦略も取られています。
勿論広がり行く海も有効です。

サイドには同系、LivingEndやエルフ等の低マナコンボ、ビート対策用のカード群が採用されています。
不利が付くデッキとして真っ先に思いつくのはHiveMindですが、実際問題緑単でケアできるデッキではないのでそこは諦め。
一応すきこみブッパで時間稼げばワンチャンあるかも、です。

余談ですがHiveMind自体は妨害に弱く、真っ先にオワコン化したと思っていたのですがMOでは予想よりもユーザが多いですね。
これも緑単12postの隆盛や妨害手段の欠如したデッキが多数存在するためだと思われます。

・無限コンボ!?

MOモダンDE開始直後から根強く、そして継続して結果を残している無限コンボデッキがあります。

メリーラ頑強と双子です。

まずはメリーラ頑強から。

TristanJWL (4-0)
Modern Daily #2739360 on 08/28/2011

Main Deck

1 Breeding Pool
3 Forest
1 Godless Shrine
1 Island
4 Misty Rainforest
1 Overgrown Tomb
1 Scalding Tarn
1 Swamp
1 Temple Garden
2 Treetop Village
4 Verdant Catacombs
1 Watery Grave
2 Yavimaya Coast

4 Birds of Paradise
1 Body Double
1 Dark Confidant
1 Devouring Swarm
1 Eternal Witness
1 Keiga, the Tide Star
4 Kitchen Finks
1 Kokusho, the Evening Star
1 Melira, Sylvok Outcast
1 Mulldrifter
1 Murderous Redcap
1 Noble Hierarch
1 Phantasmal Image
1 Phyrexian Metamorph
1 Reveillark
1 Sower of Temptation
1 Tidehollow Sculler
1 Venser, Shaper Savant
1 Viscera Seer
4 Wall of Roots

4 Birthing Pod
4 Chord of Calling

Sideboard
4 Duress
1 Ethersworn Canonist
1 Gaddock Teeg
1 Harmonic Sliver
1 Obstinate Baloth
1 Riftsweeper
1 Skinrender
1 Spellskite
1 Thoughtseize
1 Vedalken Plotter
2 Withered Wretch

1挿しが多すぎて何が何やらといった感じですが、これは出産の殻と召喚の調べによるものです。
現代版プロジェクトXという呼び方をする人も居ますね。
マナ加速や様々なクリーチャーで場のコントロールをしながら、サクリ台とメリーラ、頑強生物の3種を集め無限ループを狙います。
一応メリーラが追放された時のためにヒバリ+影武者で代用が効く様になっていますね。
無限コンボまでの道筋はゆったりながら、特定の相手への対策が容易に出来、非常に手堅いデッキとなっています。
実際無限ライフだけで投了するデッキも多いですし、何より選択肢が多く柔軟で楽しいデッキなので、メタゲーム的判断から見ても使用する価値は十分にありそうです。

次に双子。

bombwizzi702 (4-0)
Modern Daily #2739362 on 08/29/2011

Main Deck

3 Dreadship Reef
5 Island
1 Molten Slagheap
3 Mountain
4 Scalding Tarn
3 Shivan Reef
4 Steam Vents

4 Deceiver Exarch
2 Kiki-Jiki, Mirror Breaker
3 Pestermite

4 Cryptic Command
2 Echoing Truth
3 Gigadrowse
4 Ponder
4 Preordain
4 Remand
3 Spell Pierce
4 Splinter Twin

Sideboard
2 Bribery
3 Lightning Bolt
3 Pyroclasm
3 Relic of Progenitus
4 Spreading Seas


環境に同じ効果を持ったカードが2種類あればデッキになる、とは良く言ったものです。
コピーするのは、詐欺師の総督とやっかい児。
コピーエンジンは、欠片の双子と鏡割りのキキジキ。
上記のリストではそれぞれ7枚、6枚と採用されています。
残りはコンボパーツサーチとカウンター等の妨害手段で構成されており、コンボデッキながら他の瞬殺コンボやコントロールに圧倒的に強いのが特徴です。
上記のリストの他にもコンボパーツを抑えてけちの贈り物+有毒の蘇生で足りないパーツを補完する構成や、ヒバリデッキにハイブリッドしたものも出現しており、こちらも柔軟にカスタマイズが可能ですね。


この二つで言えば、絶対数的には双子の方が多いかなーといったところ。
しかしメリーラ頑強は出産の殻コン要素が評価されてきて数を伸ばし始めているというのが現状の経過です。
その分墓地対策用サイドボードも数が増えてきてるようではありますが。

ちなみにメリーラ頑強と同じく墓地を使うループコンボである裂け目の突破ハルクとサニーサイドアップはほとんど見ません。
手順が糞面倒なループエルフも同様。
まあMOだし、処理面倒だしね。。。
この辺が少し、リアルとの差分かもしれません。


・Living End

JcDraphon (4-0)
Modern Daily #2739361 on 08/29/2011

Main Deck

4 Blackcleave Cliffs
1 Blood Crypt
4 Copperline Gorge
3 Forbidden Orchard
2 Forest
1 Mountain
2 Swamp
3 Verdant Catacombs

4 Architects of Will
4 Deadshot Minotaur
4 Fulminator Mage
2 Ingot Chewer
2 Jungle Weaver
4 Monstrous Carabid
1 Shriekmaw
4 Street Wraith
2 Valley Rannet

2 Beast Within
4 Demonic Dread
3 Living End
4 Violent Outburst

Sideboard
4 Act of Aggression
4 Brindle Boar
2 Ingot Chewer
3 Nightmare Void
2 Shriekmaw

超起源はその手軽さと破壊力故に禁止カードとなりました。
死せる生は超起源よりもやや手順が増えますが、強力な事には変わりありません。
デッキの動きも簡便で、サイクリングを繰り返して続唱付き呪文を打つだけ。
構造上生物デッキには非常に強く、意外と適当ブッパでも勝ててしまうため、ユーザはそれなりに多いですね。
壁を多く採用している12postにも有利が付くので、MOでは無視できないレベルの勢力となっています。

ちなみに虚空の杯や大祖始の遺産に弱かったりしますが、しっかり茶色破壊も積めるのであまり気にせずに。
最悪怪獣素キャストモードもありますしw


・ビートダウンは死んだのか?

8月29日のMOモダンDEの4-0リストに、ビートダウンデッキは現れませんでした。
3-1ラインまで見てみても、とにかく数が少ない・・・。
理由は明白です。
上で挙げて来たデッキがクリーチャーデッキにいずれも耐性があり、駆逐されてしまったからです。

そんな中、環境初期から継続して結果を残しているビートダウンがあります。
親和です。

sneakattackkid (3-1)
Modern Daily #2739361 on 08/29/2011

Main Deck

2 Blinkmoth Nexus
4 Darksteel Citadel
4 Inkmoth Nexus
4 Mountain

4 Arcbound Ravager
4 Atog
4 Frogmite
4 Memnite
4 Ornithopter
4 Signal Pest
3 Vault Skirge

4 Cranial Plating
4 Fling
4 Galvanic Blast
4 Mox Opal
3 Springleaf Drum

Sideboard
4 Blood Moon
3 Ethersworn Canonist
3 Firespout
2 Immolating Souleater
3 Relic of Progenitus

上記の構成は赤単親和とでも言うべきでしょうか。
速度は非常に速く、エイトグが絡めば理論上2killも可能なリストになっています。
12枚用意された2マナクロックによる安定した攻め、また投げ飛ばしとのコンボによる大ダメージ、6枚採用された生息地による軸をずらした攻め手が他のビートダウンには無い特徴ですね。
無限ライフにも毒殺で対応可能なのがすごいところ。
LivingEndに対しても、対応して生物を全部生贄に捧げるという力技で対抗、とコンボの種類によっては食い下がる事ができるってのは長所だと思います。

サイドボードは如何にも親和らしいラインナップ。
血染めの月がガン積みできるところがチャーミングです。

とにかくコンボにはそれ以上のスピードで対抗するぜ!という意志が強く感じられますね。
この構成のほかに大霊堂の信奉者を採用したリストも見受けられます。


・今回のまとめ

12post強いよ!いっぱいいるよ!

でもコンボデッキも一杯居るから環境支配するまでには至ってないよ!

ビートダウンはオワコン気味だよ!コンボ並に速度重視で組まないと厳しいよ!


・今回紹介しなかったデッキで活躍しそうなのは・・・

・エルフ
・ハルク
・サニーサイドアップ
・ストーム(ドラゴンor刈り痕)
・赤昇天
・腹心タルモポックス
・マーフォーク/フィッシュ系クロックパーミ
・ALLinRED
・LivingEnd以外の続唱


こんなところですかね。
次回以降ヤル気があればまた書きます。


最後に、オリジナルデッキ晒し。


【My Ascention! (designed by 海老)】


Main deck

4新緑の地下墓地
2沸騰する小湖
2乾燥台地
4踏み鳴らされる地
4黒割れの崖
2血の墓所
2草むした墓
1山
1沼

4ゴブリンの先達
4密林の猿人
4渋面の溶岩使い
4闇の腹心
4タルモゴイフ
4炎樹族のシャーマン

4血の長の昇天
4稲妻
2破滅の刃
4荒廃稲妻


Sideboard

4思考囲い
4溶鉄の雨
2破滅の刃
2破壊放題
3大祖始の遺産



赤黒t緑のグッドスタッフです。
軽量クリーチャーにおなじみの腹心タルモ、そして荒廃稲妻。
変わりどころは血の長の昇天と炎樹族のシャーマンでしょうか。



Bloodchief Ascension / 血の長の昇天 (黒)
エンチャント
各終了ステップの開始時に、このターンにいずれかの対戦相手が2点以上のライフを失っていた場合、あなたは血の長の昇天の上に探索(quest)カウンターを1個置いてもよい。(ダメージはライフを失わせる。)
いずれかの領域からいずれかの対戦相手の墓地にカードが置かれるたび、血の長の昇天の上に探索カウンターが3個以上置かれている場合、あなたは「そのプレイヤーは2点のライフを失う」ことを選んでもよい。そうした場合、あなたは2点のライフを得る。

血の長の昇天の昇天達成する事で墓地を使うコンボを全て封殺。
また、ギルドランドアンタップインや思考囲いでカウンターが乗るので、相手からすれば非常に嫌らしい存在です。
昇天達成しなければこのデッキの意味が無いので、デッキを軽く、アグレッシブに作っています。

Burning-Tree Shaman / 炎樹族のシャーマン (1)(赤)(緑)
クリーチャー ケンタウルス(Centaur) シャーマン(Shaman)
いずれかのプレイヤーがマナ能力でない起動型能力を起動するたび、炎樹族のシャーマンはそのプレイヤーに1点のダメージを与える。
3/4

こちらは軌道型能力を使うコンボを封殺。
双子相手は出せば勝てます。ハルクにもライフ7点以下ならば出せば勝てます(笑)
他にもフェッチのダメージを2点にして昇天達成に貢献したり、LivingEndのサイクリングで1点飛んだり、親和の強化能力や生息地起動でもダメージ飛んだりして、見た目以上にダメージが入るのでメイン採用。

Zooに弱かったり、仕組まれた爆薬が弱点ですが、メタデッキに強いビートという立ち位置で存在が許されるかもしれないですね。
12postはサイドで何とかしますw


そんな感じで、今回はおしまいー。

コメント

Rala
Rala
2011年8月31日0:40

モダンは勉強不足なので、すごくためになりました!

ゆりにー
2011年8月31日2:16

僕の仕事を取らないでください>< ww

海老
2011年8月31日19:31

ららちゃん
お世辞上手くなったねー

ユリニーさん
コピペしても良いわよ(笑)
次も期待してます。

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